コラム column
「病歴・就労状況等申立書」で一番もったいない失敗
障害年金のご相談を受けていると、一番もったいないと感じるのが、「せっかく重い状態なのに、書類では軽く見えてしまう」ケースです。
病歴・就労状況等申立書は、日本年金機構も「発病から現在までの経過や日常生活の状況を記入してもらう重要な書類」と位置づけています 。
ところが実務の現場では、
・「何を書いて良いか分からず、2~3行で終わっている」
・「頑張りすぎている姿だけを書いてしまい、苦労が伝わらない」
・「診断書との食い違いに自分で気づけない」
といった“惜しい申立書”が少なくありません。
申立書は「あなたの声」を代わりに届ける大切な書類です。だからこそ、「自己流」で書いて出してしまう前に、一度プロの目を入れてほしい――これが特定社会保険労務士としての正直な思いです。
自分でやろうとしたときに陥りがちな3つの落とし穴
ここからは、細かな書き方の手順ではなく、「自己流で進めるときに起こりがちな落とし穴」だけを共有します。あえて“解決策を全部は書かない”のは、「そこを一緒に整理すること自体が専門職の役割」だと考えているからです。
落とし穴①一番つらいところほど「書いていない」
多くの方が、申立書を書くときにこんな遠慮をされます。
・「ここまで書くのは大げさかな・・・」
・「家族にも迷惑をかけている話は書きづらい」
・「仕事を続けているのに、こんなことを書いたら申し訳ない」
ところが審査では、「できている部分」よりも、「どのくらい無理をしているのか」「どこに限界が来ているのか」が大事になります 。
自分で書くと、無意識に“きれいな部分”だけを並べてしまい、本当に評価してほしい部分が抜け落ちてしまいがちです。
落とし穴②時系列のちょっとしたズレが「信頼性の問題」になってしまう
発病日・初診日・転院日・休職や退職の時期などの「いつ」が、障害年金の審査ではとても重要になります 。
ご本人の記憶だけで書くと、どうしても数か月~1年単位でズレが出ることがあり、そのズレが「どこまでを信頼してよいのか」という判断に影響することもあります。
本来は“ちょっとした記憶の誤差”に過ぎないのに、書類上は「話が合わない人」と見えてしまう――ここも、専門家が間に入ると避けやすくなるポイントです。
落とし穴③「がんばっている姿」が逆にハンデになる
日本年金機構の資料でも、日常生活や就労の状況は障害状態の判断材料になることが示されています 。
真面目な方ほど、
・「休み休みなら家事を何とかやっています」
・「ミスは多いですが、仕事は続けています」
と、“がんばっている事実”だけを書く傾向があります。
しかし審査で見られるのは、「できている/できていない」の二択だけではなく、
・どれくらい時間がかかるか
・どれくらい失敗が多いか
・どんなフォローがないと続けられないか
といった「程度」の部分です 。
この“程度のニュアンス”を、審査側に通じる言葉に翻訳するのは、実はかなりの専門職仕事です。
特定社会保険労務士に任せると何が違うのか
ここからは、「自分で全部やる」のではなく、「うまくプロを使っていただく前提」でお話しします。
1. 「聞き取り」と「翻訳」をセットで行う
事務所アシストでは、いきなり「書いてください」とはお願いしません。まずは雑談に近い形で、これまでの経過や今の生活をうかがいます。
・何が一番つらいのか
・1日の生活リズムはどうか
・周りの人はどこを心配しているか
・仕事や家事で、どこからできなくなってきたか
こうした「生の言葉」を、そのまま申立書に書くわけではありません。
日本年金機構の様式や障害等級の考え方に沿うように、“審査側に伝わる表現”へ翻訳していきます 。
この翻訳作業こそが、特定社労士を使う最大のメリットの一つです。
2. 診断書・初診日資料との「整合性チェック」
診断書、受診状況等証明書、年金記録などはそれぞれ別々に作られるため、何も調整しないとどうしても細かなズレが生じます 。
アシストでは、
・医療機関の書類に書かれている日付・内容
・ご本人やご家族からの聞き取り内容
・申立書に落とし込む表現
の三つが、無理のない範囲で矛盾しないように整理してから仕上げます。
「聞いたことをそのまま打ち込む」のではなく、「全体として説明のつくストーリーになっているか」を確認するのが専門家の役割です。
3. 「書きすぎ」と「書かなさすぎ」のバランスを取る
インターネット上には、書き方の“テクニック”がたくさん載っています。
しかし、マニュアル通りに書き込むと、
・情報量が多すぎて要点がぼやける
・本当に伝えたい部分がかえって埋もれる
・審査する側に「型にはめた文章」と受け取られる
といったリスクもあります。
当事務所では、あえて全部を「完璧に書き尽くす」ことはしません。
大事なのは、「審査で見てほしいポイントが、過不足なく、矛盾なく、読み取りやすい形で並んでいること」だからです。
「自分で書くか」「プロに任せるか」で迷っている方へ
ここまでお読みいただいて、「やっぱり自分で全部やるのは不安だ」と感じられたのであれば、それはとても自然な感覚です。
病歴・就労状況等申立書は、工夫次第で良くも悪くも結果に影響しうる書類です 。
だからこそ、
・「下書きまでは自分でやって、チェックだけお願いしたい」
・「ヒアリングから全部一緒に考えてほしい」
・「前に不支給だったので、今回は慎重に進めたい」
といったご希望に合わせて、柔軟にサポートすることができます。
アシストでは、
-
初回相談:無料
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平日夜間・土日祝日も相談対応
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電話・対面(状況により訪問)で相談可
という体制で、まずは「話を聞いてもらう」ハードルをできるだけ下げています。
まずは申立書を「一人で抱え込まない」ことから
病歴・就労状況等申立書は、あなたやご家族のこれまでの大変な歩みそのものです。
それを一人で、静かに、黙々と書き上げる作業は、身体的にも精神的にもとても重いものになります。
・「どこまで書いていいのか」
・「これで本当に伝わるのか」
・「診断書と合っているか」
こうした不安を抱えたまま提出してしまう前に、一度、特定社労士に見せてみませんか。
アシストは、
「自分の言葉を、審査に届く形に整えてくれるパートナー」
として、あなたの申立書づくりに伴走します。
申立書の書き方に不安がある方、過去に不支給だった方、家族のために手続きを進めたい方――
まずは「申立書のことを相談したい」とお伝えいただくだけで大丈夫です。
そこから先は、一緒に整理していきましょう。
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障害年金及び労務に関する様々なご相談を受け付けております。