コラム column
脳内出血のあと「これから」が不安なあなたへ ― 障害年金という支え
突然の脳内出血。命は助かったものの、退院後の生活は、思い描いていたものとは大きく変わってしまったかもしれません。
片側の手足のまひ、しびれ、ふらつき、言葉が出にくい、極端な疲れやすさ。周りからは「元気そうに見える」と言われても、実際の暮らしの中では、ほんの少しの外出や家事だけでぐったりしてしまうこともあります。
そんな「目に見えにくい困難さ」を抱えながら、仕事や収入、家族との生活をどう守っていくか。不安を抱えている方にこそ、知っていただきたいのが障害年金という制度です。
脳内出血の後遺症は「どれだけ困っているか」が重要です
障害年金というと、手帳や介護保険のように「重い人だけが対象」というイメージを持たれがちです。
しかし、障害年金で問われるのは「病名」ではなく、「その後遺症によって日常生活や仕事にどれだけ支障が出ているか」です。
例えば、次のような状態は、障害年金を検討すべきサインになりえます。
・ボタンかけや靴下を履くのにとても時間がかかる
・箸やペンをうまく持てず、仕事や家事の能率が極端に落ちた
・ふらつきが怖くて一人で外出できない
・少し動いただけで強い疲労感が出て、横にならないと動けない
・言葉が出にくく、電話対応や接客が難しくなった
・頭が働かず、段取りや計画を立てる仕事がこなせない
「リハビリを頑張れば、まだ何とかなるかもしれない」と、自分の状態を必要以上に低く伝えてしまう方も多くいます。ですが、障害年金では、今のあなたの「ありのままの困りごと」を正確に示すことが大切です。
一人での申請が難しい理由
障害年金の審査は、原則として書類だけで行われます。つまり、あなたの生活の大変さや仕事の困難さは、「診断書」と「病歴・就労状況等申立書」などの書類の中に表現されていなければ、審査側には伝わりません。
ところが実際には、
・医師に自分の困りごとをうまく説明できない
・忙しい診察の中で、遠慮して詳細を伝えきれない
・申立書に何を書けばいいのか分からず、「退院後は自宅療養」程度の簡単な記載で終わってしまう
といった理由で、本来は受給できるはずの状態なのに「不支給」となってしまうケースもあります。
一度不支給になると、再申請や審査請求など、時間も手間もかかり、その間の精神的負担も大きくなってしまいます。
障害年金を扱う特定社会保険労務士として
障害年金を扱う特定社会保険労務士として、脳内出血による後遺症をお持ちの方の申請代行を行っています。単に「書類作成をお手伝いする」だけではなく、次のような点を大切にしています。
・丁寧なヒアリングで、今の生活やお仕事の状況、ご家族の支え方まで具体的にお伺いする
・その内容を、障害年金の審査で重視される基準に沿って「伝わる言葉」に整理する
・医師にお渡しするメモやポイントを一緒に準備し、診断書に必要な情報が反映されるよう工夫する
・申請の流れや見通しを分かりやすく説明し、不安な点を一つ一つ解消していく
書類の体裁を整えるだけでなく、「あなたの代わりに、あなたの困難さを制度に伝える」ことが、専門家としての役割だと考えています。
「自分は対象外かも・・・」と思ったときこそご相談ください
「もっと重い人が対象なのでは」「まだ働けているから、申請するのは申し訳ない」と言って、ご相談をためらわれる方も少なくありません。
しかし障害年金は、これまで保険料を納めてきた方が、病気やけがによって生活が大きく制限されたときに利用できる、公的な保険制度です。遠慮する必要はまったくありません。
・自分の症状で障害年金の可能性があるのか知りたい
・会社を退職・休職したが、今後が不安
・すでに不支給になってしまったが、見直しの余地があるのか聞きたい
こうした段階でのご相談も歓迎しています。脳内出血という大きな出来事を経験したあとこそ、経済面の不安を少しでも減らし、リハビリや日常生活の質に力を注げる状態を整えることが大切です。
障害年金を扱う特定社会保険労務士として、あなたとご家族に寄り添いながら、申請準備から提出、その後のフォローまでしっかりとサポートいたします。
まずは一度、お気軽にご相談の窓口をたたいてみてください。あなたが一人で抱えてきた不安を、言葉にするところから一緒に始めましょう。
障害年金及び労務に関する様々なご相談を受け付けております。