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前立腺がんでも障害年金の対象になることをご存知ですか 練馬区の特定社会保険労務士が解説

 前立腺がんと診断された方の中には、「がんといっても治療できるなら障害年金は関係ないのでは」と考える方が少なくありません。実際には、前立腺がんは治療後の生活に支障が残りやすく、症状や治療内容によっては障害年金の対象となる可能性があります。

 前立腺がんは、手術・放射線治療・ホルモン療法など、治療の選択肢が複数ありますが、それぞれの治療のあとに残る困りごとは異なります。特に、尿失禁、排尿障害、性機能障害、倦怠感、体力低下などは、日常生活や仕事に大きな影響を及ぼすことがあります。こうした症状は外からは分かりにくいため、我慢しながら過ごしているうちに、障害年金の申請時期を逃してしまう方もいらっしゃいます。

治療後の生活への影響が大きい病気です

 前立腺がんの特徴の一つは、がんそのものの治療が終わったあとにも、生活上の支障が長く残ることがある点です。たとえば、前立腺全摘除術のあとに尿漏れが続く場合、外出時に頻繁にトイレを気にしなければならず、長時間の会議や営業活動が難しくなることがあります。放射線治療後は、排尿時の違和感や疲れやすさが続くこともあります。

 また、ホルモン療法では、ほてり、倦怠感、集中力の低下、筋力の低下、骨密度の低下などが起こることがあり、仕事の継続に影響する場合があります。見た目では分かりにくいものの、本人にとっては毎日の生活を大きく左右する問題です。

障害年金で重視されるのは病名ではなく生活の困難さです

 障害年金は、「前立腺がんだから受給できる」、「この治療だから何級」と機械的に決まる制度ではありません。大切なのは、病気や治療の結果として、生活や仕事にどの程度支障が生じているかです。審査では、診断名だけでなく、症状の内容、治療の経過、日常生活の制限、就労への影響などが総合的に見られます。

そのため、たとえば次のような事情は、しっかり整理して伝える必要があります。

・尿失禁が続き、外出や通勤に不安がある。

・頻繁にトイレに行く必要があり、長時間の勤務が難しい。

・ホルモン療法の副作用で強いだるさがあり、集中力が続かない。

・体力が落ちて、以前のように仕事をこなせない。

・排尿障害や痛みで睡眠の質が低下している。

 こうした情報は、診断書だけでは十分に伝わらないことも多く、病歴・就労状況等申立書で補うことが重要になります。

自己判断で申請をあきらめてしまう方が多い病気です

 前立腺がんは、手術や治療が進むことで「がんが取れた」、「今は通院中だから大丈夫」と考えられやすい病気です。しかし、障害年金の審査では、治療が終わったかどうかではなく、その後の生活にどれだけ影響が残っているかが見られます。

 実際には、尿失禁や体力低下が続いていても、「他人からは分かりにくいから」と申請をためらう方が少なくありません。また、がんの治療は長期化しやすく、申請の準備を後回しにしているうちに、初診日の証明や診療記録の整理が難しくなることもあります。早い段階で確認しておくことが、後の申請をスムーズにするために大切です。

初診日の確認が特に重要です

 障害年金では、いつ初めて医師の診療を受けたか、つまり初診日が非常に重要です。初診日に国民年金に加入していたのか、厚生年金に加入していたのかによって、対象となる年金の種類が変わります。さらに、保険料の納付要件も確認しなければなりません。

 前立腺がんの場合、最初は別の症状で受診していて、その後の検査でがんが見つかることもあります。そのため、単に「がんと診断された日」ではなく、最初に受診した日を丁寧にたどる必要があります。この確認は、ご本人だけでは難しいことも多く、専門的な整理が必要です。

申請の際に整理しておきたいポイント

 前立腺がんで障害年金を検討する際には、次のような点を整理しておくと、申請の準備がしやすくなります。

・初診日がいつか。

・どの医療機関を最初に受診したか。

・手術、放射線治療、ホルモン療法など、どの治療を受けたか。

・治療後に残っている症状は何か。

・尿失禁や排尿障害が、日常生活や仕事にどう影響しているか。

・仕事の継続や勤務時間にどのような制限があるか。

・睡眠、外出、通勤、家事にどんな支障があるか。

 これらを一つひとつ整理していくことで、申請書類の説得力が高まります。

患者様・ご家族へ

 当事務所では、特定社会保険労務士として、前立腺がんのように治療後の生活支援が重要になる病気についても、初診日の確認から診断書の確認、病歴・就労状況等申立書の作成まで丁寧にサポートいたします。障害年金は、病名だけで決まるものではなく、治療後の生活の困難さをきちんと伝えることが大切です。

「自分の場合は対象になるのか分からない」、「何から始めればよいか分からない」という段階でも、まずはご相談ください。ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も歓迎しております。

初回申込相談・訪問は無料です。

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